1990年代前半の頃から少しずつ話題が広まり、2000年代から風水やスピリチュアルブームで今や大人気の「パワースポット」とは一体どういう場所なのでしょうか。
多くのパワースポットには行ってみたものの、何故その場所はパワースポットと呼ばれているのか、どんな意味があるのか知らずに訪れていた方も多いのではないでしょうか?
言葉だけ聞くと、何となく「パワーを得られそうな場所」としてのイメージは湧いてはきますが実は知られていないことの方が多いのです。
旅先でも欠かせなくなった「パワースポット」を簡単にまとめてみました。
パワースポットとは何なの?どんな場所なの?
江戸時代では、神聖な場所、清浄な場所、神や仏がやどる神社や仏閣、城、墓、草木がよく育つ場所を弥盛成地(いやしろち)と呼んでいました。
今でいうパワースポットです!
この様な場所の多くは、風水では大地のエネルギーが噴き出る地点=龍穴といわれる場所になります。
江戸城は、その風水を機密に計算して作られたことでも有名です。
その大地のエネルギーの通り道は龍脈と呼ばれ、東京は徳川家康の時代から風水都市として様々な仕掛けがほどこされているそうです。
科学的には、地磁気(その場所が持つ磁気)が強い場所のことを指します。
世界有数のパワースポットである「分杭峠」(ぶんぐいとうげ)のある長野県伊那市は公式ホームページで、強い磁気の力で放射性崩壊が引き起こされ、放射線が出るタメ、これが健康に良い」としています。
伊那市 分杭峠↓
http://www.inacity.jp/kankojoho/bungui/bungui_kiba.html
【パワースポットに定義される場所一覧】
・神社・仏閣
・龍穴上にある建物(城など)
・森など草木がよく育つ場所
・霊山
・温泉など地中から湧き出る場所
・地磁気の強い場所
・墓
おススメのパワースポットは?
様々な場所に点在するパワースポットの中でも一度は行きたい国内有数の場所は
たくさんありますが、今回は3ヵ所厳選して紹介します。
富士山
山梨県と静岡県にまたがる日本一高い山として知られています。
霊峰である富士山は国内最高峰のパワースポットといわれています。
2013年に世界遺産登録されました。
御殿場市のホームページ↓
http://www.city.gotemba.shizuoka.jp/
高千穂峡
宮崎県西臼井郡高千穂町にあります。
天孫降臨の地として知られ、長い年月をかけて自然が作り出した
V字の渓谷と真名井の滝が人々を魅了します。
神話の世界を思わせる神々しい光景を目にすることがデキます。
高千穂観光協会ホームページ↓
新宿御苑
東京都新宿区にあります。
都内のビル群の中にある癒しの空間として、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。
緑あふれる苑内では、自然のエネルギーを思う存分に吸収することができます。
四季の光景を目にすることで、陰のエネルギーを外に出し、
陽のエネルギーを取り込むことといわれています。
※木戸門へは東京メトロ丸の内線 新宿御苑前駅出口2より徒歩5分
一般財団法人国民公園協会新宿御苑↓
パワースポットにはツアー観光などで訪れることも多いと思いますが、
必要な時に自然にその場所へ導かれることがあるともいわれています。
行った人から良かったと話を聞いても、テレビなどで観てもそれほど感心がなかったにも関わらず、ある日、突然に興味を持って導かれるように訪れたとの体験談を聞いたことはありませんか?
パワースポットでのマナーや心構え
一番大事なことは、素直な気持ちで導いてくれたという
感謝の気持ちで訪れることがいいといわれています。
そうすれば、自然と波長が合い大地のパワーを授かることがデキます。
霊山や信仰の場、公共の場所がほとんどになりますので、小石ひとつ持ち帰ってはいけないそうです。
特に富士山の5合目から上は、全域特別保護地区に指定されています。
この地域での動植物の採取はもちろんのこと、
たとえ小さな石でさえ採取は法律で禁じられています。
まとめ
弥盛成地(いやしろち)と呼ばれていた江戸時代とは変わり、身近になり訪れることができるようになったパワースポット。
今では一般の人々でも訪問しやすくするタメに、わざわざ場所を開放している神社や仏閣もあります。
しっかりとマナーを守ってパワーを授かりましょう。
今、風水やスピリチュアル、パワースポットが注目されているのは人々が「物」から「精神的」な世界へ関心を移していることでかもしれませんね。
パワースポットに訪れると、自然と触れる、神聖な気持ちなれ日常とは違う感覚が味わえます。
大地のパワーをさずかることで幸せ気分を味わってください。