日本人はとにかく心配性ですよね。
これは遺伝的にそのようになっているそうです。
90%以上の方が普段から心配性に悩まされているといわれています。
その反対に海外の方のあの明るくて陽気な性格がうらやましいと思った人は多いのではないでしょうか。
日本よりずっと貧しい国の人々だろうが不安や心配な顔を見せませんよね。
いつも笑顔で楽しそうに見えてしまいます。
しかし、いくら遺伝的にそうだといわれても不安や心配がある時は誰しも辛いものです。
今回は辛い「不安・心配」を解消する方法を紹介していきます。
心配とはなに?身体に及ぼす影響は?
まず、心配と不安は分けて考えていきたいと思います。
似たようで意味が違います。
「戸締り、火の元栓は大丈夫かな?」
「風邪だと思うけど、もしかしたら怖い病気かも?」
などなど
いつも何かを気にしていませんか?
極端に言えば、「いつも何かを心配していないと心配」
というぐらい心配性ではありませんか?
5年後、10年後……
将来のことを考えると眠れなくなったりしていませんか?
ハッキリ言ってそんな心配は無駄です。
なぜなら、その未来になった時も同じ心配をしていませんか?
5年前、10年前も同じ心配をしていた人が多いと思います。
心配は具体的な不安だと考えます。
考えるきっかけにはなりますが、辛くなるだけで取り越し苦労になることばかりです。
例え、心配した通りになっても今まで乗り越えてきましたよね。
注意することは必要ですが、心配は度が過ぎると「強迫性障害」など精神的な病気や「不眠症」につながってしまいます。
心配している時に脳から分泌される物質は心の健康を害するといわれています。
心配は心を削ってしまうだけ……医学的にも何らメリットは証明されていません。
害ばかり報告されています。
好きで心配しているわけではない……「やめられるなら、やめますよ」
そうなのです!
心配性克服法
具体的に何か正体が分からない心配を「不安」と考えます。
「将来が不安です」
「将来が心配です」
同じようなセリフですが、言葉の意味が大きく違います。
心配の場合は、具体的に不安になる要素が分かっているのです。
例えば、仕事、お金、子どものことなど何年後にこういう状態になるから、これが心配だと考えるのです。
不安の場合は、具体的な心配が分からず見えない将来が心配になっている状態です。
不安は、原動力に変えましょう
不安があるから
「仕事をがんばる」
「子育てをがんばる」
「起こり得る危険を回避する」
など、自分でデキること、必要なことを探して動くことができるのです。
野生動物を例に挙げると、
不安があるから、火を怖がる、自分より強い動物のニオイには近づかないなど行動の原動力になっています。
人間も同じです。
逆に行動を起こさないと不安はいつまでたっても解消できません。
不安だと感じたら、とにかく行動しましょう
行動しなければ、それの正体が具体的に分かり「心配」に変わっていきます。
不安は行動で解消できますが、それが心配に変わると不安な状態より苦しくて辛くなってしまいます。
それでも、心配になってしまうこともあります。
そうなった時は心理学博士の小林正規先生のお言葉を借りて
「そこから先は神の領域」
だと考えて堂々と構えましょう。
自分のデキることはやったのです。
そこから先は運命に身を任せましょう。
「志望校に合格するか不安」⇒「受験勉強はやれるだけやった」⇒合否は神の領域
最後に
何もしないと不安は解消できません。
不安を感じたら何かしらのシグナルと考えて、それを原動力に変え具体的に動くしかありません。
それでも、心配になってしまうのが日本人の国民性です。
でも、やることはやったと堂々と運命に身を任せれば苦しさや辛さから解放されていきます。
何事も、「不安発生⇒具体的に動く」
これをクセづけデキれば、心の余裕が生まれます。
心の余裕は幸せです。