子どもの足は直ぐに大きくなります
だからといって、どうせ直ぐに大きくなるのだからといって
大きなサイズを履かせていませんか?
靴のサイズが小さくなったことに気が付かず、そのまま履かせてはいませんか?
実は、子どもに合わないサイズの靴を履かせていたら、足の形が変形しますし、歩き方がおかしくなります。
そのままにしておくと、一生を左右する問題になるのです。
大切な自分の子どもにはサイズの合った靴を履かせることが大切です。
今回は、サイズの合わない靴を履かせると、どんな悪いことが子どもの足に起こるのかまとめました。
サイズの違う靴を履くことの危険性
子どもの足は大人と違って柔らかくデキています。
サイズの違う靴を履き続けると、実はとても危険なのです。
【小さな靴】
あおり動作(爪先で地面をケリ、カカトを着地させる動作)がデキない状態になります。
母趾球(ぼしきゅう・足の裏の親指の付け根のふくらみ。
歩いた際の衝撃を吸収する役目がある)に大きな負担かかってしまいます。
足の成長を妨げる原因にもなりますし、足の形を変形させる要因になってしまいます。
見極め⇒子どもが靴を履く度に痛がっていたら、サイズが小さいことが考えられます。
ただ、痛いと言わない子どももいますので、靴底の減り方を確認してください。
母趾部分だけが極端にすり減っていたら危険信号です。
※極端な例になりますが、纏足(てんそく)…幼少期の女子の足に布などを強く巻き付け
足を小さくさせる中国にあった習慣です。
これは小さな足が美しいとされていたことからですが、親指から内側に折り曲げられ
歩行が困難になります。
他にも小さな足が美しいとされた国や時代がありましたが、現代社会ではその様なことはま
ありません。
【大きな靴】
カカトや足の甲が靴にフィットしていないので、靴の中で足が動いてしまい
正しい歩き方ができなくなります。
指をうまく使って歩けません。
つま先が詰まり、歩く度にカカトが浮いてしまう状態になり
不自然な歩き方になってしまいます。
しっかりと、足に靴をフィットさせておかないと、歩き方に変わった癖がついてしまいます。
見極め=カカトが浮いて不自然な歩き方をしていたら、サイズが大きいことが考えられます。
靴のサイズを合わせただけでもダメなの?
サイズを合わせて、子どもの成長とともに変えていく、
これで靴に関しては親の務めは十分だと思われるかもしれませんが、
まだまだ気を付けることがあります。
以下の項目にも気を付けて、子どもの靴選びを行ってください。
【底が硬い靴】
大人の場合ですが、底が曲がりにくい硬い靴を履くと曲がりやすいい柔らかい靴を履いた時
に比べて2倍ほどの筋力が必要です。
まだ筋力が弱く成長していない子どもが硬い靴で歩いてしまうと、底を曲げられずに
膝の曲がり方が不自然な歩き方になってしまいます。
見極め⇒腰や膝が不自然に曲がった歩き方をしていたら、底の硬さが合っていません。
身体の負担も大きく危険です。
【楽な靴】
スリッポンタイプは履くことも脱ぐことも楽で重宝しますが、子どもには向いていません。
カカトがしっかりとフィットされていませんので、指に負担がかかってしまいます。
その状態が続くと、指が曲がってしまう恐れがあります。
大切なお子様の成長のタメに
靴底が曲がりやすく、履くのが面倒でも調整機能のある靴を履くことが子どもの
健やかな成長には大切なことになります。
調整機能があれば、多少サイズが大きくても甲の部分で調整できます。
足の指を自由に使える様にもデキます。
買い直しが少なくて済むので、経済的にも安心です。
何より、外で思いっきり遊びまわることがデキます。遊ぶことは成長です。
大切なお子様のタメに足に合った靴を選びましょう。