相撲界は新弟子不足 相撲を世界へ:救世主の外国人力士にみる大相撲の世界

外国人力士の存在

白鳳が歴代単独最多記録を更新しにぎわっている相撲界。

初土俵からの17年での記録更新は、スピード大記録だそうです。

日本に来た時は80㎏しか無かったと聞き驚きました。

心技体の備わった強い横綱です。

そして、日本のことが好きでいてくれるのも嬉しいですね。

皆さんご存知の通り、相撲は日本の国技とされ代表的なスポーツとされています。

本来、国技とされるスポーツは、その国の代表的なスポーツであり人気も高く、

競技人口も高くなります。

しかし、近年日本では野球やサッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス等

非常に多様なスポーツがプレーされ相撲の競技人口の減少や相撲人気の減少もあり、

やや影が薄くなっている気がしていました。

そのような中で、モンゴルやヨーロッパ出身の外国人力士が活躍し、ニュースに取り上げ

られることで、相撲に対する興味や関心が少し高まったように感じます。

伝統ある相撲という競技で、また他の競技と異なり裸姿にまわしという独特な競技で

外国人が活躍するということは非常に大きな意味を持つような気がしています。

外国人力士が火付け役となって、新しいブームを生み、相撲が注目されて、日本のみならず

海外でもその存在が広まることは喜ばしいことですね。

外国人力士の歴史

国技である相撲に外国人力士が登場したのはいつからなのでしょうか?

色々調べてみると、諸説あるようですがハワイ出身の高見山関が最初に十両になった力士のようです。

1960年代のことです。その後、同じくハワイ出身の小錦関、そして初の外国人横綱となった曙関とハワイ出身力士がパイオニア的な存在だったようです。

大きな体でお茶目な一面を見せてくれる陽気な小錦は話題となり、そのサービス精神は

相撲をあまり見な人に見てみようかと思わせる魅力がありました。

2000年前後にはモンゴル人力士が勢いを増してきます。

朝青龍関の存在は、影をひそめつつあった相撲界に横綱白鳳や横綱日馬富士、

横綱鶴竜などモンゴル人力士が大きな旋風を巻き起こしていきます。

日本人横綱不在の時期があり、そのことが逆に人々の関心を集めたのかもしれません。

そして、史上初のモンゴル人横綱3名など外国人力士は目覚ましい活躍をしています。

外国人力士の強さと苦悩

日本人力士を押しのけて横綱になるなど人気の外国人力士ですが、私たちが見ているような

活躍の陰でどれだけの努力をしているのでしょう。

言葉や文化の異なる土地で家族や友人から離れて暮らすというのは決して

楽なことではありません。

相撲界という伝統ある厳しい世界ではなおさらでしょう。

最近のテレビ番組等で外国人力士がその苦労を語っていました。

まずは言葉の壁や食生活、そして厳しい稽古が本当に辛いそうです。

日本人力士でも逃げ出すという稽古ですから言葉もうまく理解できず、

食事も合わない中で毎日苦しい稽古に励むことは本当に苦しいことです。

そして、相撲には番付があり師弟関係も非常に厳格です。

また、股割りなど体の柔軟性を求める稽古もあり、

体格が違う外国人力士にとっては本当に大変です。

これだけ辛い稽古に耐えても日の目を見るのは一握りの力士です。

怪我をして休場したり、負けが続いたりすれば番付も落ちてしまいます。

横綱になった外国人力士たちはみな口をそろえて同じことを言います。

「逃げ出したくても帰る場所がなかった。」

と。家族や親せき、場合によっては地域や国の期待を背負って来ている外国人力士達は

苦しくてもおめおめと尻尾を巻いて帰れないのですね。

逃げ場がないからこそ、見知らぬ土地でなにくそと頑張ることができたのかもしれません。

外国人力士の未来

活躍する先輩力士が多くなれば、当然それを目指す若者たちが多くなります。

ヨーロッパでは相撲人気が高まり日本以上に熱狂的なファンも多くいるようです。

このような状況の中で、近年外国人力士の数は増加しています。

その為、規制により外国人力士は各部屋に1名までと決まっています。

日本の大相撲で活躍したい外国人力士にとっては、益々人気が高まり、

その狭い門を通るために必死で努力をして実力をつけるのです。

数の規制はあるものの、海外での相撲人気はまだまだ続き、相撲界の門を叩く若い外国人力士

も増えるでしょう。

そして今以上に国籍も多様化して、日本の相撲界に新しい旋風を巻き

起こすのではないでしょうか?

最後に

相撲は日本の国技ですが、たくさんの外国人力士が活躍するのはとても

良いことだと思います。

そのような状況で実際に外国人力士には負けていられないと奮闘する

日本人力士も出てきます。

海外で注目を浴びることで、私たち日本人が知らないような魅力に

気づかされることもあります。

そして何より、外国人力士たちは日本の相撲を海外に広めてくれるのです。

相撲という素晴らしい文化が世界中の人々に知られ、また日本での相撲人気も

高まればこれ以上素晴らしいことはないですね。

思い切り応援したいと思います。