寝不足が命にかかわる病気のリスクを高める「睡眠負債」ってどういうこと?

忙しい現在人には睡眠時間を確保することが難しくなっています

毎日の残業に早出の出勤。女性の社会進出が叫ばれていますが、現実は育児に追われながらの

主婦業とお勤めの両立で、毎日、寝不足の状況が続いていることが当たり前になっています。

その睡眠不足が、一日一日、毎週、毎月と積み重なると「睡眠負債」といわれる状態になり、

身体に重大な悪影響を及ばすという最新の研究結果が出ました。

命にかかわる病気のリスクを高めるだけでなく、外見にも悪影響でしかない

睡眠負債とはどんな状態なのでしょう。

自分で気づいていない?1日6時間睡眠でも睡眠負債になる

睡眠不足とは、徹夜をした1日4時間だとか極端に短い睡眠のことを

指すと思いがちですが、1日の睡眠時間が6時間でも、

睡眠が足りていなければ睡眠負債になります。

睡眠の研究者によると、自分では睡眠が足りていると思っている人でも、

わずかに睡眠が足りていない状態が続くだけで、

それが「借金(負債)」のように備蓄していくことが分かってきました。

この備蓄する睡眠不足を睡眠負債と呼び、リスクの危険性を研究者たちは指摘しています

※国の国民栄養・健康調査によると、1日の睡眠時間が6時間以下の割合は平成20年では

3割未満でしたが、平成27年では4割近くにも急増しています。

日本人の睡眠時間は社会情勢の厳しさと比例して減ってきているという声もあります。

よく寝る人は美しいは本当なの?恐ろしい睡眠負債の悪影響

最新の研究結果での睡眠負債の悪影響に挙げられることは、病気になりやすくなる

ことが一番にいわれていますが、他にもあります。

集中力の低下」に「肥満になりやすくなる」、そして、「外見の劣化が加速する

というデータ結果が出ています。

これは、イギリスの公共放送BBCが報じています。

研究は、スウェーデンのカロリンスカ研究所で実地されました。

大学生の男女25人の睡眠が十分に取れた時の写真と意図的に睡眠不足にした時の

写真をストックホルムに住む男女122人に見せ魅力・健康状態・眠気・信頼性の

評価に「写真の人物と交流したいか?」の質問をした結果、睡眠不足の写真の方が、

全ての評価で十分に睡眠を取った時の写真より下回りました。

また、交流したいかの質問にも評価した人たちは、睡眠不足の写真の人物とは

交流したくないという声ばかりでした。

この結果にカロリンスカ研究所の研究者たちは、これは人間の進化の過程の中で

理にかなった結果だといいます。

「睡眠不足または他の原因であるにせよ、不健康そうな顔を見ると、

他人は病気を避ける反応が起きる可能性があるし、不自然ではない」と、

本能的に避けるのは自然なことだといいます。

差別とかではなく本能的に自然と人は病気の可能性がある人とは一緒にいたくないと

する一方で、健康的な人は魅力的に感じることが分かりました。

そして、睡眠不足は外見を劣化させるリスクがあることも分かりました。

昔からいう「よく寝る人は美しい」は本当のことだったのですね。

まだまだある睡眠負債の悪影響の数々

最新の研究では、睡眠負債の様々な悪影響が分かってきています

特に注目されているのは、「睡眠とガン」の関係です。

アメリカのシカゴ大学で実地されたマウスを使った実験では、意図的に睡眠不足にした

マウスは本来ならガン細胞を攻撃するはずの免疫細胞が、ガン細胞の増殖を手助けする

働きをする可能性があるとの結果がみえてきました。

この結果、人間でも同じことが起きる可能性が高いと指摘しています。

睡眠負債は免疫細胞や免疫システムに悪影響を及ぼし、ガンのリスクを高める

可能性がみえてきました。

他には、認知症のリスクが高くなる可能性があるとすることも分かってきています。

認知症の最大の原因であるアミロイドベータは睡眠中にゴミとして排出されますが、

働き盛りに睡眠不足が続いていると、こののゴミがきちんと排除されずに

20-30年と備蓄されていき、発症のリスクが高まる可能性があります。

目に見える危険も多々あります。

睡眠不足による、仕事や家事の能率が下がり事故や怪我にもつながります。

運転中の不注意が事故にもつながります。アクセルとブレーキの踏み間違えも

睡眠負債によって引き起こされているかもしれません。

睡眠負債を返済していきましょう

これだけ睡眠負債の悪影響が分かってきたら、返済していくしかありません。

寝だめは生活のリズムを崩すので、オススメはデキません。

今の生活を振り返り、習慣を見直してみませんか?

少しの見直しで、注意不足が減り、病気や事故の危険から身を守る事ができるのです。

睡眠負債を返済するには

寝る30分前からスマホは見ない!

就寝前の布団の中のスマホは脳の混乱を引き起こします。

脳の中では、寝るために 松果体から眠りを促すホルモンメラトニンが分泌されます。

血中のメラトニンの濃度が上がっていくと眠くなる仕組みになっています。

ところが、スマホはこの働きを抑えてしまいます。

動画やメール、SNSなどで感情が動くと、脳の視床下部からメラトニンを

抑制する指令が送られ眠りは妨げられてしまい、寝つきが悪くなります。

朝は太陽の光を浴びる!

脳の中の体内時計が生活のリズムをつかさどっています。

15秒間強い光を見ることで体内時計のズレを改善出来るそうです。

もっとも有効な、朝の太陽の光を短い時間でも見上げ、体内時計をリセットしましょう。

十分な光は目から入り脳の視交叉上核が刺激されると、体内時計がリセットされます。

するとずれてしまったメラトニンの分泌の時間が早い時間に戻る事で寝つきがよくなるのです。

生活習慣を見直す「睡眠負債」の返済にはお金はかかりません。

負債のない毎日の睡眠でリスクを減らして、元気に過ごしましょう

コメント

  1. れーこ より:

    睡眠負債怖いね!
    私の肥満は、これかも( ˃ ⌑ ˂ഃ )

  2. ゆいのリハ室 より:

    れーこ様
    コメントありがとうございます。

    規則正しい時間に寝るのは思い通りにはいかないですよね(´;ω;`)ウッ…
    プレッシャーにならないようほどほど気を付けましょう!

    これからも応援よろしくお願いします。